国指定重要文化財 五高記念館及び化学実験場の復旧工事が昨年末までに完了!
令和4年1月12日(水)、本部棟1階大会議室にて「定例学長記者懇談会」が開催され、平成28年熊本地震により被災した国指定重要文化財である五高記念館及び化学実験場の復旧工事が昨年末までに完了したことの報告がありました。
https://www.kumamoto-u.ac.jp/whatsnew/koho/2021/20220113-1
化学実験場の復旧に当たっては理学部同窓会会員の皆様に多大のご寄附・ご支援を賜りましたこと、改めて御礼申し上げます。
理学部同窓会
会長 西野 宏
なお、熊本日日新聞 2022.01.13付朝刊にも本件記事が掲載。文面は以下の通り。
「熊大のシンボル、復旧完了 熊本地震で被災 五高記念館」
〜熊本大学内に1889年に建てられた国重要文化財で、熊本地震で被災した旧第五高等中学校の本館(五高記念館)と化学実験場の復旧工事が完了し12日、報道陣に公開された。夏目漱石やラフカディオ・ハーン(小泉八雲)ゆかりの建物として知られる赤れんが造りの大学のシンボルが約6年ぶりによみがえった。
五高記念館は2階建て(延べ床面積1806平方メートル)、化学実験場は平屋(広さ419平方メートル)。地震でれんが壁にひびが入り、煙突の倒壊・破損などの被害が出た。
同大が2018年に工事に着手し、ひび割れ部分にセメント材を充填[じゅうてん]して、落下の恐れがある一部のれんがを積み直し。五高記念館は1・2階を貫くステンレス材で建物を補強した。工事中に見つかった創建当初からあったとみられる黒板も保存した。工事は昨年12月までに完了していた。
五高記念館は、同大が掲げる「キャンパスミュージアム構想」の中心的施設となることを想定しており、小川久雄学長は「将来的には、永青文庫から寄託された歴史資料の展示や建物内での市民講座なども検討したい」と話した。今後、一般公開する予定。
学内のもう一つの国重文である工学部研究資料館の復旧工事は来月完了する見込み。(園田琢磨)〜