-理学部同窓会名簿電子化について-

令和4年4月1日

ごあいさつ

理学部同窓会 会長 西野 宏(第27回、昭和54年卒化学科)
熊本大学大学院先端科学研究部基礎科学部門化学分野 特任教授


 

 

 

 

 

 

 

 

 平成28年(2016年)4月に起こった熊本地震、その後必死の思いで復興に励み、やっとの思いで震災から立ち直りかけた令和2年(2020年)1月に今度は新型コロナウィルスのパンデミックが発生しました。大学では震災復興からやっと活気を見せ始めた矢先に、今度はコロナ感染症拡大防止のための「三密」励行となり、新入生はもとより在学生も含めて大学に来ることもできなくなりました。当然、それまで普通に行われてきた対面での授業は、全て遠隔オンライン授業となりました。学生諸君はお互いに顔を突き合わせることなく、卒業年に達した諸君はまともな卒業式もないまま卒業して行きました。令和3年(2021年)7月にはコロナ感染症拡大防止のために1年延期された東京2020オリンピック、令和4年(2022年)2月にはコロナ感染ゼロを謳った北京2022冬季オリンピックが開催され、大半の方はテレビ観戦されたことでしょう。そんな中、熊本大学では震災後6年をかけて国指定重要文化財の五校記念館および化学実験場、工学部研究資料館の改修・耐震補強工事が完了しました。これも偏に同窓生会員の皆様のご尽力とご協力の賜物と感謝申し上げる次第です。
 さて、前回の第28号同窓会名簿発行から3年が経過し、第29号を発行することになりました。ご存知のように、同窓会名簿はこれまで冊子体として刊行され、会員の皆様全員に無料配布されてきました。しかしながら、昨今の個人情報の取り扱いにつきましては慎重にならざるを得ない状況にあり、さらにSDGsも踏まえ、第29号をもちまして冊子体の刊行を終了いたします(第29号冊子体は希望者のみ配布)。令和4年(2022年)4月からの名簿管理は、ウェブ上で電子媒体による一元管理となります。熊本大学理学部同窓会が昭和34年(1959年)3月に発足して以来63年間で、冊子体名簿を29冊刊行しての一大改変となります。これからは理学部ホームページの右上「WEB名簿」へアクセスしていただき、各会員自ら自身の名簿管理をお願いいたします。なお、卒業年以外の学科、学年、クラス、研究室等の名簿を閲覧したい場合には理学部同窓会事務局へご連絡ください。
 理学部の母体となった官立第五高等中学校に理科が設置されて令和4年(2022年)で135年、新制大学理学部としては73年となります。これまでに理学部を卒業した同窓生は11,000名を超え、年を重ねるたびに同窓会として大きく発展して参りました。理学部同窓生会員の全てを繋ぐ同窓会名簿は冊子体として第29号で無くなりますが、時代の要請に応えて様変わりしたWeb管理による電子名簿をこれからは大いにご活用ください。同窓生会員の皆様におかれましてはこれまで通り理学部同窓会に結集していただき、理学部同窓会ひいては本学の発展のために、今後とも益々のご尽力とご協力を宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

会長挨拶-ホームページ開設にあたって-

平成30年8月

理学部同窓会 会長 西野 宏(第27回、昭和54年卒化学科)
熊本大学大学院先端科学研究部基礎科学部門化学分野 教授
(旧 熊本大学理学部物質化学科 教授)
(旧 熊本大学大学院自然科学研究科理学専攻化学講座 教授)

 
 

熊本大学理学部同窓会ホームページを新たに開設するにあたり、ご挨拶申し上げます。
旧理学部同窓会ホームページが当時のホームページブームに則り開設されたのが2012(平成24)年のことです。残念ながら、その存在はほとんど知られることがなく、住所変更連絡用として若干利用されていたにすぎませんでした。しかし、昨今のインターネットやSNSの利用拡大、普及により、理学部同窓会としても会員同士のコミュニケーションや即座に伝わる情報伝達の必要性を切実に感じておりました。折しも、旧理学部同窓会ホームページが置かれております理学部サーバーasterがこの度、その役割を終えることになり、新規に理学部同窓会ホームページを別のサーバーに開設する必要性にも迫られました。よって、平成30年度理学部同窓会理事会に新規に熊本大学理学部同窓会ホームページを立ち上げることを提案し、全会一致で了承され、この度の開設となりました。
私が理学部同窓会会長に就任したのは平成26年3月のことです。本職を引き継いだ当時は同窓会活動にそんなに熱心ではなく、本務に打ち込む毎日でした。また、取り立てて会長業務を引き継いだわけでもなく、理事(庶務担当)の松田博貴先生と理事(前会計担当)の大平慎一先生に「負んぶに抱っこ」の状況でした。しかし、同窓会会長は、ただ椅子に座っているだけでなく、熊本大学の卒業生で作る他の同窓会、武夫原会(文・法同窓会)、教育学部同窓会、熊杏会(医学部同窓会)、薬学部同窓会、工業会(工学部同窓会)、医学部保健学科同窓会、さらには同窓会の連合体である東京連合同窓会と関西連合同窓会、また、熊本大学同友会(学部の垣根を超えて卒業生が結集して団体として活動することで、地域社会に貢献する目的で設立。熊本大学経済同友会が前身)との間を取り持ち、母体学部の発展に少なからずとも同窓会として尽力し、延いては熊本大学の発展にも(熊本大学基金として)根底から支える仕事を担っています。このようなことは同窓会長になって初めて知ったわけで、右も左もわからず、当然同窓会理事の方々も知る由もないことでした。折しも、関東、関西に継いで九州でも同様の九州連合同窓会の立ち上げの最中であり、同窓会連合会(理学部同窓会、武夫原会、教育学部同窓会、熊杏会、薬学部同窓会、工業会、医学部保健学科同窓会)では議長を任されて連合会会費徴収の見直しをやるという、極めて神経のすり減る仕事に奔走しました。
さて、同窓会の目的は何と言っても会員相互の連絡強化であり、東京連合同窓会、関西連合同窓会、九州連合同窓会およびホームカミングデーでそれぞれの地域の会員諸氏と懇親を深めることです。そして、同窓生自らを育ててくれた熊本大学への恩返しも兼ねて同窓生として本学基金や理学部同窓会へのご寄付を賜ることです。ご承知の通り、理学部同窓会会費は終身会費であり、その財源で同窓会報や同窓会名簿の発行、連合同窓会との連絡、理学部への支援と熊本大学基金への支援を行なっております。2016(平成28)年4月14日および16日に起きた2度の熊本地震(M6.5とM7.3)では甚大な被害を本学にもたらし、平成30年8月時点でも五校記念館や化学実験場を中心とする重要文化財の補修および工学部1号館の新規建て直しは進行中であります。化学遺産でもある化学実験場の復旧および耐震補強工事には会員の皆様に多大のご協力をお願いすることになり、同窓会長として御礼申し上げる次第です。これら重要文化財の補修工事は平成33年まで続きます。
この理学部同窓会ホームページのトップページを通じて同窓会活動の新着情報をご確認いただき、また、本会の行事予定・活動報告をご覧いただきますことを希望いたします。さらに、若手の会員様におかれましてはご移動等による住所変更の連絡やその他のお問い合わせ等もこのホームページで直接できるようにしましたので、どうぞご活用ください。今後とも会員の皆様からの厳しいご教示ご鞭撻をお待ちしておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

《補足1》

旧第五高等学校関連の重要文化財改修・耐震補強関連工事は平成29(2017)年より始まり、令和3(2021)年までかかります。

旧第五高等学校記念館(国指定重要文化財)復旧状況

012-12-2345678910

旧第五高等学校化学実験場(国指定重要文化財、化学遺産)復旧状況

01234567891011

 

《補足2》

旧第五高等学校関連の重要文化財改修・耐震補強関連工事は令和3年9月までに終了し、12月に竣工。

令和4年3月月23日にオープニングセレモニーが執り行われました。4月より公開中です。

入館無料。ただし、募金箱を設置しておりますので、ご協力の程、宜しくお願いします。



熊本大学理学部同窓会
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